MCAコミュニティ

MTC2 使い方

アドオン名 Minecraft Transportation Controller

バージョン 2.X系列

製作者 MCAコミュニティ

目次

  • MCAとの共存について
  • 導入方法
  • 線路について
  • 感知レールの反応位置
  • 操作アイテムの出し方
  • 車両の出し方
  • 車両の消し方
  • 乗務の仕方
  • 幕の設定方法
  • ドアの操作方法
  • 車両の回転方法
  • 連結方法
  • 座席選択機能
  • 車体傾斜機能
  • カスタムアニメーション・サウンド
  • 運転方法
  • ホームドア連動
  • Real Rail
  • バニラのレールを使用したポイントについて
  • ATSの導入方法
  • 定速走行機能
  • 自動走行機能
  • サブメーター機能
  • 距離測定機能
  • ホームドア音設定機能
  • ループ音声再生コマンド
  • サウンド再生コマンド
  • 車両召喚コマンド
  • オートパイロット
  • 乗車プレーヤーとしてコマンドを実行
  • アンチラグシステム
  • 緊急停止
  • 走行抵抗無効化
  • 架線柱設置
  • 利用可能な関数
  • TASC機能
  • コマンド使用時の設定
  • 注意
  • MCAとの共存について

    MTCとMCAは一つのワールドで同時にご利用頂けます。ただし、操作アイテムはMCA用、MTC用で別なので混同に気をつけてください。

    導入方法

    当アドオンのリソースパック、ビヘイビアパックと使用したい車両アドオンのリソースパック、ビヘイビアパックをワールドに適用します。

    これで導入完了です。

    ※旧バージョンのMTCが導入されている場合は、旧バージョンのリソースパック・ビヘイビアパックを抜いたうえで最新バージョンを適用してください。

    線路について

    当アドオンで制御される車両は種類によって運用できる場所が異なります。
    航空機アドオン、地上走行型バスアドオンは通常のブロック上および空中を、プレーヤーの操作によって移動します。
    鉄道アドオン、線路走行型バスアドオンはバニラのレール・パワードレール・MTC2専用のReal Rail上を走行します。

    感知レールの反応位置

    当アドオンは車両が通過した感知レールを反応させます。 反応位置は1両目後方の車端部です。 Real Railを使用時はレールから2ブロック下までの感知レールを反応させます。
    複数両を連結している場合でも一両目のみが反応します。

    操作アイテムの出し方

    操作アイテムはクリエイティブインベントリのアイテムタブの下部にございます。 MTCの操作に必要なアイテムはすべてこちらにございます。

    車両の出し方

    [MTC 車両を出す]アイテムを持ち、線路に対して使用してください。 操作画面が表示されるので、指示に従い召喚する車両を選択してください。 正しい方向を向かない場合は[MTC 設定]アイテムを使用してメニューを開き、<90度回転>ボタンを押してください。

    車両の消し方

    [MTC 設定]アイテムを使用してメニューを開き、<車両を消す>ボタンを押すと車両が消えます。 <編成を消す>ボタンを押すと、編成が消えます。

    乗務の仕方

    MTC2では乗務機能は非推奨となりました。車両に乗車中は自動的にその車両のみが操作対象となります。
    ※互換性確保のため、これまでの乗務アイテムはご利用いただけます。

    幕の設定方法

    [MTC 車両操作]アイテムを使用してメニューを開き、<方向幕>ボタンを押すとことで幕の種類を設定します。

    幕の種類は車両に依存します。

    ドアの操作方法

    [MTC 車両操作]アイテムを使用してメニューを開き、<ドア開け>ボタンを押し、開けるドアを選択しすることでドアを開きます。 <ドア閉め>ボタンを押すことでドアを閉じることができます。 ドアの左右はレバーサで設定した方向を前としてが開閉します。

    車両の回転方法

    [MTC 設定]アイテムを使用してメニューを開き、<90度回転>ボタンを押すことで車体が90度ずつ回転します。

    連結方法

    MTCでは、車両や編成の連結ができます。連結時の距離が多少ずれていたり、カーブを通過した後も適切に連結を維持できます。 連結を行う際は、連結する両車両、または編成の連結器部分を2.4m以内になるように車両を配置してください。 配置後、連結器付近で[MTC 設定]アイテムを使用してメニューを開き、<連結>ボタンを押すと、「連結しました」というメッセージとともに連結されます。 また、<解結>ボタンを押すと、その部分の連結が解除されます。
    また、車両召喚時に他の車両の連結可能範囲内に車両があると、自動で連結します。車両を新規に出して連結を行う際は、後尾車から設置すると連結可能位置が分かりやすく、おすすめです。

    座席選択機能

    [MTC 設定]アイテムを使用してメニューを開き<車両の座席選択を有効にする>ボタンを押すことで、使用した編成は任意の座席にアクションすることでその座席に座ることができます。
    <車両の座席選択を無効にする>ボタンを押すと、座席選択機能を無効化できます。
    ※車体傾斜機能有効時は強制的に座席選択機能が有効化されます。

    車体傾斜機能

    [MTC 設定]アイテムを使用してメニューを開き<その他設定>から<車体傾斜を有効にする>ボタンを押すことで、車体傾斜機能が有効化されます。
    車体傾斜機能が有効時はReal Railの勾配上で車体が勾配に合わせて傾くことができます。
    ※車体傾斜機能を使用するためには車体傾斜機能に対応した車両を使用する必要があります。

    カスタムアニメーション・サウンド

    [MTC 車両操作]アイテムを使用してメニューを開き、<サウンド>ボタンを押すと、サウンドを再生・停止できます。このサウンドはループされません。サウンド内容は車両に依存します。
    [MTC 車両操作]アイテムを使用してメニューを開き、<ループ音声>ボタンを押すと、サウンドを再生・停止できます。このサウンドはループされます。サウンド内容は車両に依存します。
    [MTC 車両操作]アイテムを使用してメニューを開き、<カスタムアニメーション>ボタンを押すと、アニメーションを再生・停止できます。アニメーション内容は車両に依存します。

    運転方法

    車両に乗ってスポーンエッグの[MTC B]を使用すると、ノッチがブレーキ方向に1段動きます。

    [MTC P]を使用すると、ノッチが力行方向に1段動きます。

    [MTC N]を使用するとノッチoffになります。

    [MTC EB]を使用すると非常ブレーキが作動します。

    [MTC 進行方向切替]を使用すると、進行方向が逆になります。

    ホームドア連動

    本アドオンは鉄道車両のドア開閉時にホームドアが連動します。

    対応するホームドアアドオンは、さーもん様が公開されているホームドアアドオンやホームドア表示灯、および同一方法で動作するアドオンが使用できます。

    Real Rail

    Real Railについて

    Real Railはより滑らかなカーブ等を実現するMTC2専用レールです。

    設置方法

    赤い[MTC 線路マーカー/レール設置/レール削除]アイテムを持ち、線路を敷く個所にマーカーを設置していきます

    線路は設置したマーカーに沿う曲線となります。

    例えば直線を引く場合は起点と終点にマーカーを、1/4円弧を引く場合はL字に3点マーカーを設置します。

    分岐を敷く場合は赤いマーカーを設置後、青い[MTC 分岐マーカー/レール設置/レール一斉削除]を使用して赤いマーカーと同じように分岐を引きます。ただし、分岐の起点のマーカーは始めに置いた赤マーカーとなるため、はじめに置いた赤マーカーと青マーカーを同じ場所に置かないでください。

    マーカー設置後はマーカーアイテムで設置されたマーカーを殴ることで、レールの種類を選択できます。

    レール選択後、カント・ブロック掘削・ポイントアニメーションの設定が表示されます。

    ブロック掘削を有効化した場合、次に掘削する幅を設定する画面が表示されます。

    その後、レールが設置されます。

    削除方法

    赤いマーカーを使用して、レールの青い煙が出ている部分を殴るとレールを削除できます。

    青いマーカーを使用して、レールの青い煙が出ている部分を殴るとその部分からつながっているレールを一斉に削除できます。

    レッドストーンによるポイント操作

    Real Railは分岐根元の1ブロック下のレッドストーントーチまたはレッドストーンパウダーの信号の有無に応じて切り替わります。

    コマンドによるポイント操作

    Real Rail近くで

    /function npt1

    および

    /function npt2

    を実行することでポイントを操作できます。

    また、

    /scriptevent mtc:npt 〇 △(〇は1または2,△はオプション・幕指定)

    を使用すると近くの車両の幕が指定の場合だけポイントを駆動することもできます。

    バニラのレールを使用したポイントについて

    通常のポイントでは台車が泣き別れを起こす可能性があります。 そのため、以下で説明するvoidカーブやstructureブロック、コマンドを使用してポイントを作成することをお勧めします。

    voidカーブについて

    MTCではMCA同様、ストラクチャーヴォイドを追従する機能があります。

    ポイント等を通過する際、感知レールとコマンドブロックを設置し、
    コマンドブロックに

    /function pt1

    と入力しておくと、線路を無視して線路の1マス上のストラクチャーヴォイドを追従します。

    /function pt2

    と入力しておくと、線路を無視して線路の2マス上のストラクチャーヴォイドを追従します。

    /function pt3

    と入力しておくと、線路を無視して線路の3マス上のストラクチャーヴォイドを追従します。

    /function pt0

    と入力しておくと、線路を追従します。
    pt1から3を使用中はレールのポイントを無視し、ストラクチャーヴォイドを追従します。

    ATSの導入方法

    本アドオンのATS機能は指定の速度を超えると非常ブレーキをかけるものです。 制限をかけたい場所に、感知レールでコマンドブロックが実行できるように感知レールとコマンドブロックを設置し、コマンドブロックの設定を衝撃、無条件、レッドストーンが必要、遅延0にし、コマンド欄に

    /scriptevent mtc:ats 〇 (〇は時速[km/h])

    と入力してください。
    また、

    /scriptevent mtc:ats 〇 △ (〇は時速[km/h]、△は幕指定)

    と入力すると、指定した幕番号の車両のみにATSを設定できます。

    幕番号の設定例

    Mode2の車両のみに制限45を反映させる

    /scriptevent mtc:ats 45 2

    Mode1,2,3,4,7,10,11,12の車両のみに制限45を反映させる

    /scriptevent mtc:ats 45 1~4,7,10~12

    定速走行機能

    車両を一定速度で走行させる機能です。

    /scriptevent mtc:ato 〇 △ (〇は時速[km/h]、△はオプション・幕指定)

    動作中にノッチ操作を行うと、定速機能が解除されます。

    自動走行機能

    車両を指定距離走行させる機能です。

    /scriptevent mtc:run 〇 × △ (〇は時速[km/h]、×は距離[m]、△はオプション・幕指定)

    動作中にノッチ操作を行うと、定速機能が解除されます。

    サブメーター機能

    サブメーターアニメーション実行機能です。

    /scriptevent mtc:atc 〇 △ (〇は時速[km/h]、△はオプション・幕指定)

    距離測定機能

    スポーンまたは最後にこの機能を使用してから車両が走行した距離を測定する機能です。 車両に対して使用してください。

    /scriptevent mtc:dist

    ホームドア音設定機能

    /scriptevent mtc:setpgop [sound name]

    連動するホームドアを開く時の音を設定します。[sound name]は再生するサウンド名に置き換えてください。

    /scriptevent mtc:setpgcl [sound name]

    連動するホームドアを閉じる時の音を設定します。[sound name]は再生するサウンド名に置き換えてください。

    ループ音声再生コマンド

    /scriptevent mtc:soundon 〇 △ (〇はサウンドID、△はオプション・幕指定)

    ループ音声〇を再生します。

    /scriptevent mtc:soundoff 〇 △ (〇はサウンドID、△はオプション・幕指定)

    ループ音声〇を停止します。

    サウンド再生コマンド

    /scriptevent mtc:horn 〇 △ (〇はサウンドID、△はオプション・幕指定)

    サウンド〇を再生します。

    車両召喚コマンド

    /scriptevent mtc:summon entityID x y z deg

    車両を指定した位置・向きで召喚します。entityIDには名前空間を含みます。

    /scriptevent mtc:summon mtc:mtc1234_1 0 60 0 90

    オートパイロット

    飛行機専用のオートパイロット機能です。

    /scriptevent mtc:ap x1,y1,z1 x2,y2,z2 ... xn,yn,zn

    オートパイロットを起動します。指定した制御点を補完する曲線を沿って飛行します。 x1,y1,z1は離陸地点の座標、xn,yn,znは着陸地点の座標です。

    /scriptevent mtc:apoff

    でオートパイロットを停止します。

    乗車プレーヤーとしてコマンドを実行

    /scriptevent mtc:rider 'コマンド' 幕指定(オプション)

    最寄りの車両に乗っているプレーヤーとしてコマンドを実行します。コマンドはシングルクォーテーション(')でくくってください。スラッシュ(/)は含めないでください。

    ハット(^)等の特殊文字が入る場合はコマンドと幕指定部分をまとめてダブルクォーテーション(")でくくってください。

    アンチラグシステム

    /scriptevent mtc:antilag_max 〇(〇は最大速度倍率,推奨値は5,使用しない場合は1)

    ラグの発生具合に応じて速度を調整する機能です。一定程度のラグ発生時にも車両の速度が低下しなくなります。

    ※バニラのレールのカーブでは脱線が発生しやすくなります。Real Railのみのワールドでの使用をお勧めします。

    緊急停止

    /scriptevent mtc:stop

    最寄りの車両を緊急停止します。

    /scriptevent mtc:stopa

    全ての車両を緊急停止します。

    走行抵抗無効化

    [MTC 設定]の<その他設定>から<走行抵抗無効化>を押すと、走行抵抗や勾配による抵抗が無効化されます。

    架線柱設置

    [MTC 架線柱マーカー/架線柱削除]を線路を敷くときと同じ要領で設置することで架線と架線柱を設置できます。

    架線柱の位置はマーカーを置いた場所に、向きは近くに線路がある場合は線路に垂直になります。

    利用可能な関数

    自動化などに便利な関数群です。

    /function mtc_revf

    /function mtc_revb

    進行方向を設定します。(revf:前 revb:後) 最寄り編成に作用します。

    /function mtc_kill

    最寄りの車両を消します。

    /function mtc_kill_formation

    最寄りの編成を消します。

    /function mtc_connect

    連結します。

    /function mtc_disconnect

    解結します。

    /function mtc_rot

    最寄りの車両を90度回転します。

    /function mtc_stop

    最寄りの編成を強制的に停止させます。

    /function mtc_selseat

    最寄りの編成の座席選択を有効化します。

    /function mtc_openL

    /function mtc_openR

    /function mtc_openB

    最寄りの編成のドアを開きます。(L:左 R:右 B:両)

    左右の基準は1号車が先頭となります。

    /function mtc_close

    最寄りの編成のドアを閉じます。

    /scriptevent mtc:anion 〇 △ (〇はアニメーション番号、△はオプション・幕指定)

    最寄りの編成のアニメーション〇の有効にします。

    /scriptevent mtc:anioff 〇 △ (〇はアニメーション番号、△はオプション・幕指定)

    最寄りの編成のアニメーション〇の無効にします。

    /function mtc_modep

    /function mtc_modem

    /function mtc_mode〇

    最寄りの編成の幕を切り替えます。

    modepは正転、modemは逆転です。

    mode〇はモード〇に変更します。〇は1~8が入ります。

    /function mtc_removeMCA

    MCAの機能を停止します。

    /function mtc_removeMTC

    MTCの機能を停止します。

    /function pt〇

    レールより〇m上にあるストラクチャーヴォイドを追従します。1~3m上のストラクチャーヴォイドを追従できます。

    0でVoid追従でレール追従に戻ります。

    TASC機能

    定位置停止機能です。

    以下の関数を感知レールとコマンドブロックで動作するように接地すると機能します。

  • /scriptevent mtc:tasc 〇 △ (〇は停止位置までの距離[m]、△はオプション・幕指定)
  • 指定した距離だけ、停止位置の手前に感知レールとコマンドブロックを設置します。

    必要な関数は最大入線速度と常用最大ブレーキによって変化します。

    最大入線速度と常用最大ブレーキに応じて必要な関数

    次の計算式で停止距離を計算します。車種が複数ある場合は最もブレーキの弱いものに合わせてください。

    [距離(m)]=0.21 × [最大入線速度(km/h)]2 ÷ [常用最大ブレーキ(km/h/s)]

    この式で計算した距離以上の数字の関数を設置してください。発車時点でTASCコマンドが実行される場合はこの条件が自動的に満たされます。

    精度確保のため、停止位置10~50m手前にもコマンドブロックを設置することをお勧めします。

    コマンド使用時のセレクタについて

    本アドオンは車両情報をすべて1号車のスコアボードとタグで管理しております。以下のセレクタで、感知レールを踏んだ1号車の車両を選択できます

    @e[tag=mtc_parent,c=1]

    また、スコアボードとタグは以下の通りです。

    幕情報

    スコアボード[mtc_maku]で管理しています。上り1:0 下り1:1 上り2:2 下り2:3 ...のように対応しています。このスコアボードに値を書き込むことで幕を変更できます。

    速度情報

    スコアボード[mtc_spd]で管理しています。時速の2000倍の値が入っています。このスコアボードに値を書き込むことで速度を変更できます。

    ノッチ情報

    スコアボード[mtc_not]で管理しています。0でニュートラル、正の値で力行、負の値でブレーキです。

    総走行距離

    スコアボード[mtc_dist]で管理しています。単位はcmです。

    tag情報

    以下の対応表をご覧ください。左右の基準は1号車が先頭となります。

  • mtc_open:いずれかの方向のドアが開いている
  • mtc_openL:左ドアが開いている
  • mtc_openR:右ドアが開いている
  • mtc_openB:両ドアが開いている
  • mtc_rev:進行方向反転
  • 使用例

    最寄り車両が上り1でニュートラルの場合、helloと喋るコマンド

    /execute as @e[tag=mtc_parent,c=1] at @s if entity @s[scores={mtc_not=0,mtc_maku=0}] run say hello

    注意

    本アドオンは全ての環境での保証するものではありません。一部特殊な環境では動作しないことがあります。

    Minecraft 統合版では、ファイル名に全角文字が入っているとアドオンが使用できない場合があります。その場合、適宜ファイル名を変更してください。

    MCA用車両アドオンはご利用頂けません。予めご了承ください。