MCAコミュニティ

MTC1 使い方

アドオン名 Minecraft Transportation Controller

バージョン 1.X系列

製作者 MCAコミュニティ

説明動画

動画による基本操作説明はこちら

MCAとの共存について

MTCとMCAは一つのワールドで同時にご利用頂けます。ただし、操作アイテムはMCA用、MTC用で別なので混同に気をつけてください。

導入方法

当アドオンのリソースパック、ビヘイビアパックと使用したい車両アドオンのリソースパック、ビヘイビアパックをワールドに適用します。

これで導入完了です。

線路について

当アドオンは通常のレールの上を走ります。 パワードレール、通常レールどちらもご利用頂けます。

感知レールの反応位置

当アドオンは車両が通過した感知レールを反応させます。 反応位置は1両目後方の車端部です。 複数両を連結している場合でも一両目のみが反応します。

車両の出し方

各車両アドオンの説明に従い、線路に車両を置いてください。 基本的に、線路の東西・南北を検知し、自動回転します。 正しい方向を向かない場合は[MTC 90度回転]アイテムを使用してください。

車両の消し方

[MTC 車両を消す]アイテムを持ち、消したい車両の近くで使用してください。 有効範囲は30mです。

乗務の仕方

MTCでは[MTC 乗務する]アイテムを使用して「乗務」することができます。 乗務したい車両の連結部付近で乗務アイテムを使用すると画面に「乗務中」と表示されます。 乗務中は乗務アイテムを使用した車両に対してのみ操作アイテムが使用できます。 再度乗務アイテムを使用すると乗務を終了できます。 乗務している車両が消えた場合は自動的に乗務を終了します。 乗務していない場合は最も近い車両を操作できます。

幕の設定方法

[MTC 幕正転]や[MTC 幕逆転]アイテムを動かしたい車両の近くで使用することで切り替えられます。

繰り返し使用することで、正転では

  • 上りモード1
  • 下りモード1
  • 上りモード2
  • 下りモード2
  • ...

    の順に、逆転では逆順に切り替わります。

    幕の種類は車両に依存します。

    ドアの操作方法

    スポーンエッグの[MTC 右ドア]、[MTC 左ドア]、[MTC 両ドア]アイテムを車両の前で使用することで開くことができます。 再度いずれかのアイテムを使用することでドアを閉じることができます。 ドアの左右は幕で設定した上り、下り方向に合わせた側が開閉します。

    車両の回転方法

    [MTC 90度回転]アイテムを車両の近くで使用することで車体が90度ずつ回転します。

    連結方法

    MTCでは、車両や編成の連結ができます。連結時の距離が多少ずれていたり、カーブを通過した後も適切に連結を維持できます。 連結を行う際は、連結する両車両、または編成の連結器部分を2.4m以内になるように車両を配置してください。 配置後、連結器付近で[MTC 連結]アイテムを使用すると,「連結しました」というメッセージとともに連結されます。 また,[MTC 解結]アイテムを連結器付近で使用すると、その部分の連結が解除されます。
    また、車両召喚時に他の車両の連結可能範囲内に車両があると、自動で連結します。車両を新規に出して連結を行う際は、後尾車から設置すると連結可能位置が分かりやすく、おすすめです。

    座席選択機能

    [MTC 座席選択有効化]アイテムを使用すると、使用した編成は任意の座席にアクションすることでその座席に座ることができます。

    カスタムアニメーション・サウンド

    [MTC サウンド1 再生/停止]アイテムを使用すると、サウンドを再生・停止できます。サウンド内容は車両に依存します。
    [MTC アニメーション1 再生/停止]、[MTC アニメーション2 再生/停止]アイテムを使用すると、アニメーションを再生・停止できます。アニメーション内容は車両に依存します。

    運転方法

    車両に乗ってスポーンエッグの[MTC B]を使用すると、ノッチがブレーキ方向に1段動きます。

    [MTC P]を使用すると、ノッチが力行方向に1段動きます。

    [MTC N]を使用するとノッチoffになります。

    [MTC EB]を使用すると非常ブレーキが作動します。

    [MTC 進行方向逆転]を使用すると、進行方向が逆になります。

    車両の向きとレールの向きがそろわない場合、走らない場合があります。

    ポイントについて

    通常のポイントでは台車が泣き別れを起こす可能性があります。 そのため、以下で説明するvoidカーブやstructureブロック、コマンドを使用してポイントを作成することをお勧めします。

    voidカーブについて

    MTCではMCA同様、ストラクチャーヴォイドを追従する機能があります。

    ポイント等を通過する際、感知レールとコマンドブロックを設置し、
    コマンドブロックに

    /function pt1

    と入力しておくと、線路を無視して線路の1マス上のストラクチャーヴォイドを追従します。

    /function pt2

    と入力しておくと、線路を無視して線路の2マス上のストラクチャーヴォイドを追従します。

    /function pt3

    と入力しておくと、線路を無視して線路の3マス上のストラクチャーヴォイドを追従します。

    /function pt0

    と入力しておくと、線路を追従します。
    pt1から3を使用中はレールのポイントを無視し、ストラクチャーヴォイドを追従します。

    ATSの導入方法

    本アドオンのATS機能は指定の速度を超えると非常ブレーキをかけるものです。 制限をかけたい場所に、感知レールでコマンドブロックが実行できるように感知レールとコマンドブロックを設置し、コマンドブロックの設定を衝撃、無条件、レッドストーンが必要、遅延0にし、コマンド欄に

    /scoreboard players set @e[tag=mtc_parent,c=1] mtc_ats 〇 (〇は時速の2000倍)

    と入力してください。

    定速走行機能

    車両を一定速度で走行させる機能です。

    /scoreboard players set @e[tag=mtc_parent,c=1] mtc_ato 〇 (〇は時速の2000倍)

    動作中にノッチ操作を行うと、定速機能が解除されます。

    利用可能な関数

    自動化などに便利な関数群です。

    /function mtc_revf

    /function mtc_revb

    進行方向を設定します。(revf:前 revb:後) 最寄り編成に作用します。

    /function mtc_kill

    最寄りの車両を消します。

    /function mtc_connect

    連結します。

    /function mtc_disconnect

    解結します。

    /function mtc_rot

    最寄りの車両を90度回転します。

    /function mtc_stop

    最寄りの編成を強制的に停止させます。

    /function mtc_selseat

    最寄りの編成の座席選択を有効化します。

    /function mtc_openL

    /function mtc_openR

    /function mtc_openB

    最寄りの編成のドアを開きます。(L:左 R:右 B:両)

    左右の基準は1号車が先頭となります。

    /function mtc_close

    最寄りの編成のドアを閉じます。

    /function mtc_ani1

    /function mtc_ani2

    最寄りの編成のアニメーション1,2の有効無効を切り替えます。

    /function mtc_sound1

    最寄りの編成のサウンドの再生・停止を切り替えます。

    /function mtc_modep

    /function mtc_modem

    /function mtc_mode〇

    最寄りの編成の幕を切り替えます。

    modepは正転、modemは逆転です。

    mode〇はモード〇に変更します。〇は1~8が入ります。

    /function mtc_removeMCA

    MCAの機能を停止します。

    /function mtc_removeMTC

    MTCの機能を停止します。

    /function pt〇

    レールより〇m上にあるストラクチャーヴォイドを追従します。1~3m上のストラクチャーヴォイドを追従できます。

    0でVoid追従でレール追従に戻ります。

    TASC機能

    定位置停止機能です。

    以下の関数を感知レールとコマンドブロックで動作するように接地すると機能します。

  • /function mtc_tasc5
  • /function mtc_tasc50
  • /function mtc_tasc100
  • /function mtc_tasc200
  • /function mtc_tasc500
  • /function mtc_tasc1000
  • /function mtc_tasc1500
  • /function mtc_tasc2000
  • /function mtc_tasc2500
  • /function mtc_tasc3000
  • /function mtc_tasc4000
  • /function mtc_tasc5000
  • /function mtc_tasc6000
  • /function mtc_tasc7000
  • /function mtc_tasc8000
  • /function mtc_tasc9000
  • /function mtc_tasc10000
  • 関数名に付いてる数字の距離だけ、停止位置の手前に感知レールとコマンドブロックを設置します。

    必要な関数は最大入線速度と常用最大ブレーキによって変化します。

    最低限必要な関数

  • /function mtc_tasc5
  • /function mtc_tasc50
  • 最大入線速度と常用最大ブレーキに応じて必要な関数

    次の計算式で停止距離を計算します。車種が複数ある場合は最もブレーキの弱いものに合わせてください。

    [距離(m)]=0.21 × [最大入線速度(km/h)]2 ÷ [常用最大ブレーキ(km/h/s)]

    この式で計算した距離以上の数字の関数を設置してください

    この距離の関数以下の関数も設置すると精度が向上する場合があります。

    停止位置5m手前のコマンドを /function mtc_tasc5 から /function mtc_tasc5p に変えると停止位置が0.5m遠くなります。ホームドア等で調整が必要な場合にご利用ください。

    コマンド使用時のセレクタについて

    本アドオンは車両情報をすべて1号車のスコアボードとタグで管理しております。以下のセレクタで、感知レールを踏んだ1号車の車両を選択できます

    @e[tag=mtc_parent,c=1]

    また、スコアボードとタグは以下の通りです。

    幕情報

    スコアボード[mtc_maku]で管理しています。上り1:0 下り1:1 上り2:2 下り2:3 ...のように対応しています。

    速度情報

    スコアボード[mtc_spd]で管理しています。時速の2000倍の値が入っています。

    ノッチ情報

    スコアボード[mtc_not]で管理しています。0でニュートラル、正の値で力行、負の値でブレーキです。

    tag情報

    以下の対応表をご覧ください。左右の基準は1号車が先頭となります。

  • mtc_open:いずれかの方向のドアが開いている
  • mtc_openL:左ドアが開いている
  • mtc_openR:右ドアが開いている
  • mtc_openB:両ドアが開いている
  • mtc_rev:進行方向反転
  • 使用例

    最寄り車両が上り1でニュートラルの場合、helloと喋るコマンド

    /execute as @e[tag=mtc_parent,c=1] at @s if entity @s[scores={mtc_not=0,mtc_maku=0}] run say hello

    注意

    本アドオンは全ての環境での保証するものではありません。一部特殊な環境では動作しないことがあります。

    Minecraft 統合版では、ファイル名に全角文字が入っているとアドオンが使用できない場合があります。その場合、適宜ファイル名を変更してください。

    MCA用車両アドオンはご利用頂けません。予めご了承ください。